はい、「通行止」です。しかも手書きです。町内の誰かが書いたものです。はじめて見る人は、この凛とした主張にちょっと横暴さを感じてしまうでしょう。実はこの道を通行禁止にするのに、警察にも届けていません。にもかかわらず、警察だって車で通行できません。地蔵盆の期間中なら京都のあちこちで見られる光景。「地蔵盆ってそんなに偉いのか!」と、お思いの方もおられるでしょう。そうです、偉いんです、地蔵盆って。なぜなら、地蔵盆はこどもたちの行事だから。こどもは宝です。こどもたちを守るために通行禁止にしてしまう。しかも車やバイクに乗ってる大人たちは「地蔵盆」っていう言葉を見た瞬間、この手書きの通行止の表示に従ってしまいます。なぜなら、自分たちもこどもの頃は、地蔵盆で楽しんだのだから。
おやつ、福引き、数珠回し、高校生ボランティアが来て遊んでくれる・・・etc.。夏休みの終わりごろ行われる、楽しい楽しい二日間。京都人なら、こどもの頃の楽しい思い出が、走馬燈のように心の中を流れていくでしょうね。
ただ最近は少子化の影響で、ひとつの町内にこどもが二〜三人というところもあるようで・・・。本来は二日ある地蔵盆行事を、一日に短縮する町内もあるようで・・・。福引きなんて、ほしい品がほぼ100%の確率で当たる町内もあるようです。「それなら、福引きにしなくてもいいじゃん」・・・と言ってしまったら、こどもたちの楽しみがなくなってしまうではありませんか。
う〜ん、なんかさみしい気持ちになるのは、京都の大人たちだけでしょうか。この地蔵盆をなくさないためにも、全国のみなさん、京都へ嫁いで、こどもをたくさん産んでみませんか?(笑) |