京都のガイドブックで「人形寺(にんぎょうでら)」という文字を見かけたこと、ありませんか?
これは宝鏡寺というお寺の通称なのです。ここで代々住職を勤められた皇女様(天皇家のお姫様)へ御所人形やお雛さまがたくさん贈られ、「人形寺」と呼ばれるまでになりました。
お人形たちは、春と秋に開かれる人形展でのみ見ることができます。
内裏雛(だいりびな)や等身大の文楽人形・静御前は、思わず足を止めてしまうほどの風格。じーっと対面していると、人形をこしらえた人や着物を縫っている人の姿まで浮かんでくるようです。
うってかわって、あどけない顔で座っているのが御所人形。
その姿は腕が取れてしまったり、髪の毛がくしゃくしゃにからまったりと、見ていてかわいそうなってしまいます。・・・でもちょっと考えてみる。これは抱っこされ、ほおずりされ、いろんなところに連れてかれと、よほど可愛がられた証拠?・・・そう考えると、なんとも微笑ましいものです。これがお人形本来の幸せな姿なのかもしれません。
お庭には、百人一首にも詠まれている珍しい「奈良の八重桜」も見られます。咲いている期間が短いこの花にも、出会えたらラッキーですね!
あっ、このお寺は人形展の期間以外は入れませんので・・・ご注意を。 |