清水へ 祇園をよぎる おぼろ月夜
こよい逢ふ人 みなうつくしき
早春の清水をこう詠んだのは、あの与謝野晶子です。
彼女が讃えたその美しい夜の風景を舞台に「京都・花灯路(はなとうろ)」が開催されます。
去年から始まったこのイベント、北は青蓮院から南は清水寺までの散策路を約2400個の行灯が照らし出す、という趣向です。
京風情の町並みを背景に、ほのかな灯りが浮かび上がるこの小路を、あなたは誰と歩きますか?
春の桜、秋の紅葉の折りには、いくつかの寺院で夜間拝観・ライトアップが行われますが、この花灯路の期間にも特別にライトアップされるのが、青蓮院、高台寺、清水寺、知恩院、圓徳院、八坂神社、法観寺(八坂の塔)。もちろん中に入って拝観できるところもあります。
灯りの道をぶらぶら散歩も風流ですが、より趣を添えるのが人力車です。乗ったことがない方は、ぜひお試しください。普段は日が沈むと営業を終了する人力車も、このイベント期間は颯爽と夜の京を走ります。引き手である車夫のお兄さん(中にはお姉さんも)に、お寺の詳しいガイドや美味しいお店の話などを聴きながら、ライトアップのお寺を目指すのも素敵ですよ。
期間中の週末には祇園の花街の舞妓さんが、人力車に乗って「花灯路」への来場を呼びかける姿も見られ、まさに古き良き京都へタイム・スリップしたようです。
この早春だけの幻想の世界「京都・花灯路」へ、いざ・・・!
今年の開催期間は3月12日(金)〜21日(日)になります。 |