もの思へば 沢の蛍もわが身より
あくがれ出づる 魂かとぞ見る
かの和泉式部が恋の成就を願い貴船神社に参詣した際、こう詠んだといわれています。今も昔も女心に出会える場所、それが貴船の初夏です。叡山電車の「貴船口」から歩いて100mのところに現れる「蛍岩」。ここから貴船神社にかけてふらりブラリと歩き・・・川のせせらぎのBGM・・・幻想的な蛍の光・・・恋する女性には最高のシチュエーションですね・・・いえ、恋をちょっと休んでおられる方にもおすすめです。貴船の蛍は6月下旬頃から現れて、7月7日の七夕の頃が見頃。七夕といえば織姫と彦星の恋の物語。これまた恋にちなんだイベントです。そう考えてみると、京都の初夏は「恋の季節」なのかもしれません。
さて貴船といえば「川床」も風物詩のひとつ。貴船川の上に作られた床の上で食する川床料理はなんとも風流。「流しそうめん」なんていうおつなメニューもあったりして・・・。京都の盛夏は盆地特有の気候でとにかく暑いのですが、こと貴船に関してはその言葉は当てはまりません。京都市の中心部より気温が5℃以上も低いんですから、まさに天然のクーラーです。
まあとにかく、初夏から盛夏にかけては“京都の奥座敷・貴船”は要チェックですよ。 |