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京の小話 みやこの風
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京都で変身体験といえば、一番の人気は舞妓さん。華やかな着物やかんざし姿は、女性なら誰でも憧れますよね。しかし、「私は清楚な美しさを際立たせたいわ」という方には、大原女(おはらめ)への変身がおすすめ。
大原女とは、京都市内の東北部にある大原の里から市内中心部へ薪などを売りに歩いた女性たちの総称です。黒や紺の着物、前掛け、手甲とわらじを身につけ、手ぬぐいをかぶった服装は、仕事着なのにかわいらしい!帯は赤系、手甲は白であることが多く、実は爽やかさの王道、トリコロール配色なんです。
この服装を考案したのは、建礼門院の女官、阿波内侍(あわのないじ)だといわれています。平清盛の次女である建礼門院は、平家滅亡の後、大原で収入もなく貧しい隠棲生活を送っていました。そんな時阿波内侍が、薪として重要だった柴(小枝)を京の町へ売りに行くことを提案したそうです。とはいえ、京都市内と大原間はバスで1時間弱の遠さ!歩いていくのは重労働。歩きやすいにもかかわらず、着て楽しくもある服装を考えた阿波内侍はさすが才女だといえます。
それ以来、各時代で少しずつ衣装や色の形を変えながら続けられてきた大原女の仕事。現在では、毎年5月16日〜31日まで「大原女まつり」が催され、大原女姿に変身した女性たちが新緑に包まれた山里を散策しています。と同時に、大原女を写真に収めようとするカメラマンでもにぎわうとか。
華やかさいっぱいの舞妓さん姿もいいけれど、大原女の清楚な佇まいも男心にはグッとくるのかもしれませんよ。

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