女性だけではなく、男性にも利用者が多いあぶらとり紙。ご存じのように京都のあぶらとり紙は全国的にも人気があります。役者さんや舞妓さんが愛用する高品質のものが多いのもその理由のひとつ。町を歩けば、専門店を目にすることも多くあります。
さて、この京のあぶらとり紙、元をたどれば金沢の金箔が起源です。
古来、多くの寺社仏閣が建てられ、さらにはきらびやかな工芸品が生み出されてきた京都。その際に必要とされる金箔は、日本一とも言われる生産高を誇る金沢から運ばれていました。この金箔を加工する工程の中で、「金箔打ち紙」という和紙をはさみ金箔を打ち延ばすという工程があります。「金箔打ち紙」、これこそが今でいう「あぶらとり紙」。それが、ドーランの脂浮きに悩む舞妓さんや歌舞伎役者によって使用され、いつしか世の中の女性に広まっていったのです。
最近では「金箔打ち紙」のあぶらとり紙は減ってきていますが、新技術によって作られた季節限定ものやお肌のタイプに合わせたものなど、バラエティに富んだ商品が販売されています。これからの季節の必需品。京都で、自分にピッタリな1枚を見つけてみてはいかがですか。 |